新築から5年毎に床下の点検とシロアリ薬剤散布をして予防を行うのが一般的ですが、15年以上予防を怠ったが為に床下がベタ基礎のコンクリートで覆われていてもシロアリ被害が出てしまった例です。築年数が25年より古い場合は布基礎と言って床下が土の場合が殆どです。そうすると床下の土壌から湿気が出てカビが発生し、真っ暗な床下はシロアリが発生し易い環境になりシロアリ予防を怠るとシロアリが発生することが多いです。一方で床下がコンクリートで覆われているべた基礎は土に比べて湿気が上がりにくいメリットがありますのでシロアリが発生しにくいのですが、やはり放置しているとシロアリ被害が発生してしまいます。
床面と基礎の立ち上げりの際のわずかな隙間からでもシロアリが這い上がってきてしまいます。
ベタ基礎の隙間から茶色い蟻道を作りながら木部土台へ向かって上がってきます。シロアリが乾燥を嫌いますのでこの蟻道の中は一定の湿気を保つ役割をしていると言われています。
結局この蟻道は階段したの土台を食い荒らしてしまいました。シロアリの蝕害があった箇所には穿孔をしシロアリ薬剤を注入します。
注入した穿孔穴には木栓で補強をして処理を行います。ベタ基礎の床全体にシロアリ薬剤を浸透させるように散布したらシロアリ駆除・予防の完了です。
多くのお客様は床下がコンクリートのベタ基礎ならシロアリは上がってこないと思われていますが、シロアリは日々進化しベタ基礎の僅かな隙間さえすり抜けて木部を蝕害していまします。この様にならないように定期的な点検及び予防のシロアリ薬剤散布をお勧めします。
ではまたシロアリブログでお会いしましょう。
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